課題図書の感想

 夏休みの課題図書を1ヶ月くらい前に読了して、感想をアップロードするのを忘れていたので、今頃。とはいえ、今回の読書体験は非常にストレスフルなものであって、改めて感想を書く気が起こらないので、読了時に書いた読書メーターの感想をそのまま貼り付ける。

上巻の感想
人名、地名、派閥名がどんどん出てくる上に、それを整理する図表や地図が殆ど無いので関連性をしばしば見失うが、個々のエピソードは面白い。下巻を読んでから全体を振り返りたい。

下巻の感想
課題図書として指定されたので読んだ。はじめは良い立地とか、優れた資源とかそういうモノを巡って各勢力が軍拡競争をしていたわけだが、時代が進むとともに情報網とか知識の蓄積とかが溜まってきて変数が多くなっていく。あるときには家系のいざこざ、まある時は、宗教、主義主張、また、建前、仲間意識、、etc 前半・後半ともにここのエピソードは面白かった。ただ、このページ数に全世界の5000年を詰め込むには無理があったのか、ほぼほぼただの年表とかしているパートが多く存在しており、相当にストレスフルな読書体験だった。

FE受験の所感など

  FE(基本情報技術者試験)を受験したので、所感などを書いてきたい。ただし試験内容については一切言及しない。試験範囲についても言及しない。

 全体を通して振り返ると、午前試験、午後試験ともに、事前学習はそこまで必要でなかったと感じる。知識量は学習参考書を1冊読む程度(今回は"基本情報技術者合格教本"を使用)で事足りたし、この本にしても内容を隅々まで把握する必要はなかった。FEに限らず資格試験というものは、基本的には過去問を解いて、必要な知識をその都度入れていく学習法のほうが圧倒的に効率的なのだ。参考書をきちんと仕上げようという行為は、「CSの基礎を体系的に学ぶためにFEを受験するのだから、参考書をきちんと仕上げることにこそ意味があるのだ」という動機からくると思われる。だから前提として、FEは大して体系的にCSを扱っていないということを知っておくべきだろう。