Mt.Aへの再挑戦

　地元で有名な山であるMt.Aにおけるウォーキングを行った。本ウォーキングはコロナによる外室自粛やチームメンバーが揃わないなどの理由によって長期間滞っていたが、チームメンバーが地元に帰るタイミングが揃ったため再び行う運びとなった。

　朝9時30分に集合して、近場のスーパーで昼食を買い揃えてウォーキングを開始する。下山後はイオンに行って休憩を終えて解散、という予定だった。数年前は割と余裕を持って行っていたのを記憶しているので、今回もまぁ余裕でしょう。

　見立てが甘かった。もう集合場所から山の開始地点にたどり着くまでで疲れた。夏場の強烈な日差しを考慮に入れていなかった。飲料の消費ペースが早まる。なにはともあれ登山開始。このウォーキングの目的の一つとして、自分の体力が最低基準を満たしていることを確認することがあるため、できるだけ階段（ショートカットコース）は使わない方針だ。階段を使わないコースはそこそこの上がり勾配がずっと続くコースで、止まらずに歩き続けると結構疲れる。山の中とはいっても日差しが強く差し込んでいる箇所も多いため、木陰を利用しながら進んだ。疲労のためか、途中の登山道中を撮影した動画中の会話でも支離滅裂なものが散見される。

　以下は登山道中の会話の文字起こしである。

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HoriK  「はい、なにか一言。（撮影をしながら なすし に向けて発言）」

なすし「あぁ、もう僕にとってここが頂上です。」

HoriK 「あぁ、そうですか。」

なすし「はい。」　

HoriK 「はいはい。（カメラをりりんに向けて発言を促す）」

りりん「僕はここを2回登っても頂上にたどり着けません。」

HoriK 「あぁ、そうですか。」

なすし「あなたは何か言わないんですか。（HoriKに発言を促す)」

HoriK  「事実。頂上はもっと先です！」

なすし「押し付けんな、」

HoriK  「いや、これ事実なんで、、」

なすし「それあれやけん、"野菜は美味しい"と一緒ぞ。押し付けぞ、それは。」

りりん 「うわー、ながいへびだー。くわれてるー」

HoriK  「おいしいはだって、おいしいは、、」

りりん 「へびー、あそこー」

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　もう少し冷静になってほしい。「頂上はもっと先である」は事実を述べているのに対して、「野菜は美味しい」は主張である。しかも美味しいは質的な評価基準である。これは同じ論理構造ではないと思う。あとりりんくんの言っていることはヘビを発見したこと以外は意味不明だった。くわれてるーってのは多分、虫に食われてるということを言っていたと思われる。

　頂上についた。

　街全体が見渡せる。そして奥を見れば見渡す限り、海、海、海である。ここで、街に散在している商業施設等を見ながら、いろいろなエピソードを振り返った。パチンコとの是非等についても話した。自分は最近依存症の本をいろいろ読んでいるからパチンコで遊ぶことについてはかなり否定的だ。

　昼食は頂上から少し下ったところにある広場でとった。

　昼は、ウォーキング開始前に購入したビスケット、サンドイッチ、焼き鳥、などが並んだ。あんまり取り合わせ等は考えられていない。ここで昼食をとりながら夏休みの課題図書を決定した。

　歴史物で、そこまで負荷が高いものでなく、かつ値段的にもリーズナブルで、入手性が良いもの、ということで最終的に出口治明著の「全世界史」に決定した。

　昼食後は山を下りイオンモールまで歩いていくなどした。イオンモールまでもかなり距離があるが、Mt.Aを攻略した我々にしてみれば大したことはない。

　イオンモールでは、本屋、ヴィレッジヴァンガード、おもちゃコーナ、31アイスクリームを巡った。本屋では課題図書の全世界史を購入した。他にも海底2万海里やカフカの著作などいつか読もうと思っている小説をいくつも見かけたので心が揺れかけたが我慢した。ヴィレッジヴァンガードでは大分県出身と思われる女性にタックルを食らったりした。おもちゃコーナでは なすし にドローンをねだったが却下された。31アイスクリームではソーダフロートだったか何だったかそういうアイスを食った。まぁまぁうまかった。アイスを食った後、イオンを離れ、当初の集合地点だった駅へ戻り、Mt.Aウォーキングの試みを終了して解散した。

　良い運動になりました。いつの日か、またアタックしましょう。