筆者はSonyが提供しているPlaystation plulsというサービスに入っている。そのサービスにはゲームカタログというものがあり、300本以上のラインナップされたゲームが遊び放題という特徴があり、実際に買うのではなく感覚としてはゲームをレンタルする感じで遊べる。このサービスの良い点は、実際にゲームを買わないので安く済み、無名から大型タイトルまで幅広いゲームを自由に選んで気分に合わせてやりたいゲームをプレイできるところだ。ゲームを買ってそれ一本をクリアするまで遊ぶといったそれまでの感覚とは違ったゲーム体験は、買い切りゲームをプレイすることへのハードルの低下になる。結果、業界の主流になると思われるサービスだと筆者は考える。


最近、歴史好きな人が隣にいる生活を送っている。それまでは歴史はよくわからない。興味はあるけど他を後回しにしてまで知ろうとは思わないというスタンスだった。ただ、ゲームや漫画といった自分の好きな媒体でそれらを追体験できるのであれば興味はあるかなという感じだった。

『信長の野望 大志』

歴史シュミレーションゲーム。今まで触れたことのないジャンル。筆者の母方と父方の叔父2人は歴史シュミレーション、中でも戦国時代のそれを好んで若い時はよくプレイしていたらしい。しかし、小さい時の私はそれを継承することはなくゾンビや人間を銃で撃つという快感に惹かれていった。そして、時は過ぎ2023年。Play station Plusというサービスのおかげで歴史シュミレーションゲームというジャンルに初めて手を出すこととなった。

このゲームは時代、戦国武将の2つの要素をはじめに選び、そこから自分の選択で歴史を追体験していくというものだ。そこでは兵糧、施設、教育、農業、人材、他国、城、時代、同盟、婚姻、情勢、etc.といった様々な要素の選択を行い、武将として自分の求めるシナリオを目指していく。そのため最初は覚えることが多く、一人でプレイを始めたのであれば冒頭のチュートリアルで諦めていたと思う。(Play station Plusの特徴として、気軽にゲームをやめてしまう..)しかし、そんな知識の面をクリアしてしまえば、あとは自分が戦国武将となり他国と同盟を結ぶも、蹂躙するもよしといった自由なゲームという印象を受けた。それはまるで、自分がもし戦国の世に武将として生を受け、すべてを俯瞰する天賦の才を持ち合わせていたら存在したかもしれない別の世界線のようなもので、ロマンあふれるゲームだと感じた。

永禄3年4月。最も激戦だった川中島の合戦の前に私は大友義鎮として生を受けた。既に西の阿蘇氏、南の伊東氏は我に平伏しており生まれた時点で天は我の味方をしているようだった。これもきっと耶蘇の導き。北の憎き秋月氏に対して兵糧の知識も無く、農民、足軽の区別もつかず、宣戦布告をする。しかし流石は序盤の敵。無知の阿保大名ですら勝ててしまう。そこで調子にのり、龍造寺にも宣戦布告。ここで兵糧の重要性を痛感。馬を犠牲に停戦を申し込み、1年米作りに励む。兵糧の準備ができたらすぐに再戦して征服。龍造寺さんもそうとう優しい方だった。そして今から我は島津を討ちに行く予定。

こんな感じでたった一晩で人間を武将もどきにしてしまうくらい作りこまれた良いゲームだった。

1 件のコメント:

HoriK さんのコメント...

楽しんでるなw
ストラテジの楽しさは、その忙しさにあると思うんですよね。ひたすらに手を動かしてそのフィードバックでどんどんと状況を変わっていく、なんというか、場をコントロールしている感覚というか。

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。