設計を軸足にする、ということを覚えた

 以前ブログで書いていた音楽プレイヤーの制作に取り掛かっていて、インタフェース以外の部分については徐々に完成形が見えるくらいの段階に来ている。
 今回は設計段階をきちんと経てからコードを書き始めたので、どのクラスを作成して機能分担をどうするか、という点については迷いがなかった。ただし、設計通りにコーディングが出来ているのか、と問われるとなかなか難しいものがある。やはりそのままコードに起こせるくらいの品質の設計を一発で書くのは難しい。特に設計のパターンが決まりきっていない場合は、相当の経験を要すると思う。
 とはいえ、一発目の設計の品質にかかわらず、設計を用意しておくことは重要であると感じる。コードで変更があったら、設計の方にも反映して整合性を保つ。これによって、設計を軸足にソフトウェアを考えることができ、保守や機能追加の段階での難易度と心理的抵抗を大幅にカットできる。コードを軸足に考えると保守が大変だ。コードの行数が増えてくるとこれは顕著だ。設計を軸足に考えるべきだ。
 よりよい設計ができるように、今後はコーディングの練習に加えて、システムアーキテクチャやデザインパターンなどについても学習を進めていくつもりだ。
 本当はここで ”システムアーキテクチャやデザインパターンについても知見を深めていくつもりだ” と書こうとしたけどやめた。最近ネット上の技術者たちがこぞって「知見」という単語を使いたがるので、僕は使いたくない。根っからの天の邪鬼。

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