ヨーヨー大会映像ひやかし

 おおよそ日報のようなもの。昨日はヨーヨーの大会映像を見ようと思い立って、2022 US Nationalsの1A Finalsのプレイリストを一気見した。

 Finalsの映像は色々な意味合いで面白い。まずはどのプレイヤーも非常に高いスキルを持っているという点。次に、トッププレイヤーの間でどういうトリックが流行になっているかがわかるという点である。

 参加者のスキルが高いことは言わずもがなだが、どのプレイヤーもストリング捌きが恐ろしく正確だ。また、上位プレイヤーについては、コンテストでいかに見せるかという点もきちんと攻略している。コンテストで見せ方、というのは割と重要だと思う。コンテスト会場では観客も合いの手を入れたり歓声を入れたりして、頑張って盛り上げようとしている。この時、どこで声を出せば良いか、どこが盛り上がりポイントなのか、というのをきちんと示しているプレイヤーはやはり一目置かれるのだろうと思う。見せるポイントの作り方としては、まずは観客方を向くこと、そして、トリックの速度に緩急をつけることなどがテクニックとしてあるかなと思う。

 また、トリックの系統としては、明らかにスラック系が優位な印象をうけた。スラックを連続するコンビネーションは必ずどのプレイヤーのトリック構成にも含まれている。難易度の観点から見ても、客の注意を引きやすいという意味でもコンテスト向けなのだろうと思う。逆に、昔ながらのスピードコンボみたいなものはあまり人気がないのだと思う。そもそも大半のプレイヤーがスピードコンボをプレイの中に取り入れていないし、使っているプレイヤーについてもそのシーンがあんまり盛り上がっていない印象を受けた。スピードコンボも出てきたときは派手で目を引いたが、今となっては手の内が完全に明かされていて面白みにかけるというところがあるのかもしれない。ホリゾンタル系は人によってかなり分かれる印象。ホリゾンタルを前面に押し出しているプレイヤーもいれば、部分的に使うプレイヤーもおり、全く使わないプレイヤーもいた。ただ、上位順位を獲得したプレイヤーを眺めると、ホリゾンタルを多用することは、点数に大きく寄与するところがあると思う。ホリゾンタルはFinalといえども、巧拙に目に見えて差が出ている部分で、みんな嫌いというか苦手なジャンルなのだろうと思うが、大会上位を狙うなら必須のスキルといってよいだろう。

 という具合で、ヨーヨーの大会映像をひやかして楽しんだ。

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