進捗報告
Arch Linux導入 ( 4 sessions )
新しく購入したBMAXの1万円のマシンに,Arch Linuxを導入することができた.Arch LinuxはLinuxディストリビューションの一つで,とにかく無駄な機能のないシンプルな使い心地が人気のディストリビューションである.Ubuntuをはじめとして他の奥のOSには複数のバージョンが存在していて,それが結構数字を刻んでいくわけだが,Arch Linuxにはひとつしかバージョンがなくて,それをひたすらアップデートして使い続けることができるため(ローリングリリースという),いちいちバージョンごとに乗り換える手間が省けてとてもいい感じ.
ISOについてはたったの1.3GBしかなくて,インストールメディアは他ディストリビューションと比べると圧倒的に小さい.これは,インターネット接続を前提としていて,必要最小限のパッケージすらがISOに含まれていないからというのも理由の一つだが,最も大きい理由はインストーラが存在しないことである.他ディストリのISOにはインストーラが入っていて,それに従うことでOSをPC本体にインストールできるが,Archにはそれがない.そのため,ISOが非常に小さい.
インストールはそこそこに手間がかかる.手順としては,まず,ディスク上のパーティションを切るところから始める.OSをまともに動かすためには,EFIを動かすための領域と,Swap領域,それからOSとユーザデータを入れる領域の3つを切る.今回はそれぞれ512MiB,512MiB,残りの全領域とした.このマシンはSSDが128GBあるから,116GiBくらいユーザが好き勝手使える.領域が切れたらそれぞれをフォーマットする.EFI SystemsはFAT32,SWAPはswapfs,残りの領域はext4でフォーマットした.フォーマットしたらディレクトリをマウントする.swapfsに関してはswaponで,swapに割り当て,EFI Systemsは/mnt/boot (/boot),残りの領域は/mnt/ (/)にマウントする.そこまでできたら/に対してArchの最小構成をインストールしていく.そこまでできたら,ようやくSSD側のArchにログインできるようになるから,ログインして,GRUBの導入と,諸々の設定(ネットワーク設定,ユーザ名の設定など)を済ませる.ここまできたら,ようやくSS側のシステムが利用可能になるので,リブートをかけて,ログインする.
SSD側のシステムが立ち上がるようになったら,普段使っているソフトを入れて,SSHDを立ち上げて普段使いのmacからログインできるようにする.これで導入作業が完了.GUIなんてものはないので,全てCUI上で実施する.特にパーティションを切ったりという作業は普段あまりやらないので,とても勉強になった.
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。