活動的になるためのタスクカテゴライズ

 タスクの単位で1日を管理するスタイルがとても気に入っていて、その日にやらなければならないことはもちろんのこと、習慣的な動作やスキルアップのために取り組むこと、娯楽のための行動などなんであれタスクとてして定義して、日のTodoリストに組み込むのである。
 タスクを考える上で潜在的には、できるだけ活動的でありたいということと、多様性が維持できるようになりたいという2つの願望が強くあって、それらを達成するためにタスクのカテゴライズが活かせるのではないかということを考えた。タスクの方向性ごとにタスクをカテゴライズして、それらの割合をうまく調整していく(特定のカテゴリ成分が少ない場合には意識的に増やして、逆の場合は減らして他のカテゴリが入るようにするということ)ことで、自分を活動的にも多様にでもできるかもしれないということである。
 で、色々考える過程はすでに経たので結果だけ示す。経験則として僕の周りで発生するタスクは基本的にはすべて以下のカテゴリーで分類できる
1. 生活のための習慣的タスク
 自分の生活の中で習慣的に取り組んでいるもの。部屋の掃除をしたり、薬を忘れずに飲んだり、この日記を更新したり、瞑想に取り組んだり、と言ったことがこのカテゴリに含まれる。
2. スキルアップのための習慣的タスク
 自身のスキルアップのために習慣的に取り組んでいること。技術書を〜ページ読むとか、常設CTFの問題を〜問解くとか、そういうものである。スキルアップに関わっている点というのも大切だが、日の労力の一部だけで達成できるというのも重要な点である。例えば1日の作業時間を全て使わないと終わらないとか、一部の時間で達成できるけどその日のエネルギーを使い果たしてしまうような難易度とか、そういうのものはこのカテゴリーに含まれない。そういうものを習慣的タスクにしたい場合は量や難易度を再調整して、日の一部の労力と時間(1時間半から3時間程度で達成できるくらい)にしてやること。
3. 仕事タスク
 若干同じことを2回言っている感があるが気にしてはいけない。いわゆるTodoリストのメインとなるもので、自身の身分上、基本的には平日には決まった時間に定期的に実行されるものである。僕は大学生なので、大学での研究活動がこの仕事タスクに分類される。どこかに勤務しているのであれば、勤務先で発生するタスクはこのカテゴリーに分類される。タスクの細かい内容は自分で決められないことが多いが、仕事なので文句を言わずに全力で取り組みましょう。仕事タスクは自分のアイデンティティを構成する重要な要素でもある。
4. イベントタスク
 時々発生して、その日の労力と時間のほとんどを持っていくタスク。例えば〜大会に参加するとか、〜公演を見にいくとか、そう言った部類のタスクである。自身の能力を示すことができる場というのは基本的にはイベントタスクによって作られるので、自分のアイデンティティ形成にとってはこの上なく重要なタスクであり、このカテゴリーのタスクの発生機会を調整することは重要である。イベントタスクの発生頻度自体はある程度自分でコントロールできる。イベントタスクの発生頻度が高い人のことを世間では活発な人というのだろう。
5. 娯楽タスク
 何かしら楽しいことをするというタスク。人間が健全なメンタルを保って日々の生活を送っていく上では毎日楽しいことをすることがとても重要である。映画を見るでもよし、小説を読むでもよし、カフェ巡りをするもよし、ゲームに興じるもよし、とにかく楽しいことであればなんでも良い。娯楽タスクをタスクとして定義することの如何について疑問を持たれるかもしれないが、娯楽の量を調節するという意味で効果があるので個人的には良いことだと考えている。娯楽タスクをきちんとリストに含めておけば、毎日楽しいことを忘れずに実行できるという意味でも効果があるし、娯楽にやたらと時間を使い過ぎないという意味でも効果がある。僕は1日にこなす娯楽タスクは2、3個程度が適切だと今のところは思う。
6. 探検タスク
 このカテゴリーは、今回カテゴリーについてきちんと考えた時に新たに作ったカテゴリーである。自身の活動的な状態を保つためには、毎日いろいろなことをやるということが重要だと考えている。例えば、プログラミングだけを続ける毎日みたいなのは知的なようで、実は知的ではないと言うか活動的ではない生活で、なぜかと考えてみれば、それは特定作業について非常に活動的である時間というのは限られているからである。そのため、持ち時間が例えば10時間あった場合には、タスクAに10時間と言うよりも、タスクAに5時間でタスクBに5時間とした方が活動的になれる。そして、そのためにはまず、色々な領域、できれば自分が接している領域から少し距離のある領域でタスクが発生する必要があって、そのためには、自分が関われる事物の幅を広げていかなければならないのである。そのためのタスクが探検タスクであり、例えば興味のある分野について新たに調べたり、作りたいものを作るために何が必要か調べたり、社会課題を新たに深掘ったりすることがこれに含まれると思う。
と言うことで考えてみて、毎日実行されるのは1と2と5で残りの割合を考える。
平日か休日かでも色々な組み合わせがあって、例えば以下。
1+2+3+5 -> 平日
1+2+4+5 -> イベントあり、休日
1+2+5 -> 休日
1+2+5+6 -> 休日、アイデンティティ開拓
割合も色々試して(主にはこれ)、今後より活動的な1日を送れるセットを模索してみたいと思う。

2 件のコメント:

りりん(輪理無) さんのコメント...

わたしはイベントタスクをここんところ自分で発生させてないなぁ……どうしたもんか 他者から持ち込まれたものに乗っかることはあれど

HoriK さんのコメント...

イベントカレンダーを眺めて決めるのが良いと思います。自発的に参加するイベントのイメージを作ってから探しても合致するものが少ないので難しい。身近な他人から持ち込まれるイベントの話は既に日程が迫ってきている状態で初めて聞かされるというパターンが多くて、高いコンディションでの対応が難しい。その点イベントカレンダーなら、大会イメージは向こう側から伝えてくるので、それに参加している自分をイメージできるかどうかで参加可否を判断できるし、日程も1ヶ月先以降とかのモノから選べば事前準備にも時間を取ることができる。

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