ファームウェアとTOEIC、2001年宇宙の旅

Stanly Kubrick, "2001: a space odyssey"(1968)

 おおよそ日報のようなもの。 昨日は研究のための環境を整備したり、TOEICの結果を受け取りに行ったり、本を読んだり映画を見たりしていた。

 研究の環境としてOpenWrtというのを使おうとしている。これはLinuxカーネルが動くルータ向けのファームウェアで、なかなか面白い。ファームウェアは特にハードウェアの制御において重要な役割を持っているソフトだが、OpenWrtの場合はかなり高いレイヤについてもインタフェースも備えており、ルータをまさしくLinuxコンピュータのように扱うことができる。このOSに習熟することで、ルータという非常にコンパクトなコンピュータシステムをハックすることが可能であり、これによってかなりコンピュータの知識を底上げできるのではないかという期待感が湧き立っている。ちょっと研究が楽しくなってきたかもしれない

 以前受験したTOEICの結果が帰ってきた。初めての受験ということで目標点数を600点に設定していたのだが、結果は575点であり、目標点数には届かなかった。Listeningの点数を危惧していたのだが、それぞれの点数を比較するとReadingよりもListeningのほうが点数が取れていた。Readingは時間配分がよくわかっていなかったこともあり、最後に20問くらい塗り絵をすることになったのでそれが原因と思われる。資料読解とかは問題形式に慣れていれば点数は上がっていくと思う。自分の直感としてはやはりListeningのほうが手応えがなかったので、テストのスコアよりは自分の直感を信じることとして、引き続きListeningの方を大きな問題としたい。

 名作SFを見ようということでStanley Kubrick作品の「2001年宇宙の旅」(1968)を視聴した。内容については映画の方を見てもらえれば良いが、メタ的には人間の知能の進化について、また局所的には人工知能やコンピュータとの関わりについても再考を促すものとなっていたと思う。より高度な知識を求めるということの是非については、それ自体が一つの議論になりうると思うが、知識を求めること自体に必要性が生じるケース(例えば人類の存続を脅かす危険を持った知的生命体が発見されるとか)を考えると、その進化ペースというのは重要になっていくと思う。この映画は最後の30分の怒涛のラッシュが話のネタにされているようなのだが、あれを見て、僕は人類のもっともっと早い進化ペースの必要性を感じるのである。これは以前SpaceXの打ち上げについて書いた時に同じようなことを言っていたような気がするのだが、非常に大きな課題とか分からないことは目を向ければいくらでもあって、そういった課題に取り組んでいく時には持てる手段を尽くして取り組まなければならない。AIの雇用がどうとかそういう問題が多く議論されるが、もうこの際どうでもよくないか。もっともっと早くキャッチアップしてAIを活用して、もっと難しい問題に我々は取り組むべきなんじゃないか。まぁ、自分のような知的弱者が何を言っているのかという感じではあるが。

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