見積なき清掃

 おおよそ日報のようなもの。昨日は学校の清掃活動を行ったりしていた。そろそろ夏休みが近づいてきて高校生がオープンキャンパスに来たりする時期になっているということで、せめて自分の学部の周りくらいは清掃しましょうという話になったらしい。そこでゼミの学生と教員とでビニール袋と火バサミをもってゴミを探索した。ただ、探索を始めた結果、キャンパスは意外と綺麗ということがわかってしまい、なかなかにゴミが集まらない。我々一行は同じところを3周くらいしてみたものの、ついぞ袋に何も入らず。流石にこのままでは清掃の成果を主張できなくなり色々とまずいので、木の麓に落ちている放っておいても問題なさそうな落ち葉とかを拾い始めてことなきを得た。とりあえず今日は清掃活動という体が保たれていてればよかったのである。きちんと清掃したいなら、どこにどれくらいの清掃が必要なのかあらかじめ分析しておくべきだった。それをしなかったらから不必要に労働力を多く動員することになり、かつ、動員された人間(我々)もとりあえず成果らしいものを見せるために重要度の低いアクションを取らざるを得なかった。なんだか、公金が重要度の低い事業のために流出していくのも結局はこういう構図なのだろうということが肌感覚として理解できた、微妙な感じの体験だった。

2 件のコメント:

りりん(輪理無) さんのコメント...

そりゃ普段から清掃員がやってくれてるんだろうからな そうなるだろうよ

HoriK さんのコメント...

まったくだ

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