ブログ初期案を投げ捨てた

 ほとんど反省文。ブログの初期案だが、読者想定が甘すぎた。初期案に従ってネタ出しを進めていったものの、結果は非常に散逸的なものになってしまった。方向性がよくわからないし、各方面においても浅いネタしか書けそうにない。そして、悲しいことに浅いネタとはいえど、知らない分野について書くためには膨大な調査が必要となってしまう。ほかブログにもすでに書いてあるといったような記事を多方面で書いて集約したところで、そのブログに対した価値はつかないだろう。そんなものを書き続けるくらいなら、リンク集を作ったほうが1000倍くらい有意義である。
 ブログに限った話ではないが、大きなマーケットの1%のシェアを得ることは簡単だと考ええがちだが、全然そういうわけではないし、そういった安易な考えが自分を含めた多くの人を失敗に導いている気がする。つまり、とりあえず大きく構える、大きな市場、とにかく大きな市場を見て、その市場の1%をラッキーパンチで取っていく、みたいな戦略には想像以上に大きなリソースが必要で、実は再現性もあまりないということである。なぜかというと、結局はそういった大きな市場には、弱者にはその1%も渡さないような非常に非常に強力な強者が存在しているためである。100人いれば1人くらいは、その弱者の質の悪いコンテンツにも良さを見出してくれるのではないか、と考えたくもなるが、実態として全然そういうふうにはならないということを理解しなくてはならない。なれたとしても、同じことを考えるプレイヤーはたくさんいるので、その100人のうちの1人を奪い合う超高倍率の戦いになる。
 そう考えると、弱者が取るべき行動は自ずと導かれるもので、これは大きな市場を見ない、小さな小さな市場を見るということである。ここに集中的にリソースを投下して、この範囲の市場を占拠できたら、隣接分野にも手を出して、という具合に進めていく他ない。
 よって、僕のブログの初期案も書き直して、もっと専門性の高いテーマを扱うように考え直さざるを得ない。初期案は投げ捨てた。時間は無駄にしたけどいい勉強になったよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。