Blenderで大きな制作をしていると、オブジェクトの数やテクスチャなど容量が大きくなる。それらを一気に表示することでパソコンへの負担は大きくなる。
先日Blenderで何度も処理落ちするという事態が発生した。私のパソコンのスペックはおおまかに
corei5 7500、rtx2070、ddr4 2400 8GB×2
といった感じだ。いかにも大学生が持っていそうな、最新のゲームを追うこともCG制作もできるスペックだ。corei5 7500というcpuは2017年に3万円ほどで発売されたミドルスペックのものになる。
そのため、現在のintelやRyzenの3万のものと比べると性能差は3倍ほどになる。そのため、Ryzen5 5500と対応のマザーボードでmini ATXサイズのpcを組みなおそうと考えていた。
WindowsではCtrl+Alt+delの同時押しでタスクマネージャーを開くことができる。タスクマネージャーではパソコンのパフォーマンスを見ることができ、cpu、メモリ、ストレージ、イーサネット、GPUといった項目の使用率をグラフとパーセンテージで視覚的に確認できる。
この機能を使えば、足りていない部分を知ることができるではないか。まぁ、どうせCPUが足を引っ張ているんだろうなぁ。これが数日前までの私の考えだった。
んんんん!???メモリ??
16GBで足りるという浅い知識の私は共学(驚愕)した。明らかにメモリが足を引っ張っている。なんならGPUもCPUもメモリに足を引っ張られてパフォーマンスが下がっていた。
即行Amazonへ向かった。メモリのメーカーは同じものが良いと聞いたので、Crucialのメモリを見る。16GBで5千円。32GBで1万円。現段階でメモリがどれほど足りていないのかはわからない。もし5千円で足りなかった時がもったいない。それらの理由から32GBを購入した。
DDR4のメモリにも種類があり、今まで使用してきたものはDDR4 2400というものだった。今回購入したのはDDR4 3200であり、上位互換にあたるものである。
マザーボードにはめる。電源を入れる。
点かない。なぜだ。Chat GPTに頼ることにしてみる。
cpu使用率 54% → 23%
GPU使用率 43% → 4%
明らかに向上していることがわかる。この数値は互いに全く同じ状況とは言い難いため、GPU使用率の推移については平等性は無いと思うが、それでも全体のパフォーマンスは上がってる。体感的には、操作もぬるぬるになり、レンダリング表示に移行した際の切り替えがスムーズになり、時間も短くなっている。
今回のメモリの占めるパフォーマンスへの影響から、ただ古いパーツだから使えないのではなく、数値的に物事を見つめることの重要性を実感した。ぜひ皆さんも、何か買う前や、決めつける前には物事を見つめなおし、数値的、論理的に考えてみることでより良い判断ができるのではないでしょうか。
1 件のコメント:
クリエイター向けPCとゲーマ向けPCって同じようなものだと漠然と思ってましたが、今回の件で用途にあったPC構成というものがあるのだということがよくわかりました。
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